宿曜経は、真言密教の開祖である弘法大師空海が中国から日本に持ち帰った経典がもとになっている月の地球にたいする影響を重視した占いです。
つまり、太陰暦を使った占いというわけですが、月は人間の感情や心理面をつかさどりますから、心理的な観点から毎日の運勢をみるのに最適です。
毎日の運勢でわかることは
命,業,胎,栄,衰,安,危,成,壊,友,親といった吉凶で、詳細は下記の通りです。
しかし、1カ月のうち7日間は暗黒日というのがあって、むやみに動き回らないほうがいいときです。
「命」の日とは、本命宿と同じ宿星の日ですから、エネルギーがもっとも高いときです。この日の言動はあとあとまで、影響し決定的な出来事になる可能性があります。
「衰」の日とは、エネルギーも叙々に衰退しますが、むしろ落ち着いた感じになります。人と会うよりも部屋で考え事をする日です。
「危」の日とは、やや不安定になり、体力が消耗したり、気を遣い過ぎたりして、なんとなくうまくいかない日です。急な事故や病気に注意をする日です。
「壊」の日とは、何をやってもうまくいかず、目的が達成できません。積極的に行動すればするほど駄目になっていくので整理整頓をする日です。
「親」の日とは、普段できないことをやっておく日です。翌日からは、試練の日が近づいてきますので夜遅くまで行動してはいけない日です。
「栄」の日とは、緊張感はありますが、物事が栄え金運にも恵まれます。取引、商談、物事の決断などを行うにも良い日で、喜び事があります。
「安」の日とは、落ち着きが安定に変化し、積極的に行動し人と会い、商談を行い、忙しく動き回って成果が出る日です。しかし、気がかりなことが発生します。
「成」の日とは、小さな危険が過ぎ去り物事が成就しやすい日です。大きな商談をまとめたり、契約をとったりする日ですが、翌日にもちこすと駄目になります。
「友」の日とは、人間関係が良好で何をやっても楽しくできる日です。借金をするならこの日です。人間関係で一歩前進させるのも最高の日です。
「業」の日とは、今までの行いの総決算の日です。人を傷つけたことがあれば自分が傷つきます。人を慈しんだことがあれば恵みが与えられます。これから本当の試練の日が始まります。
「胎」の日とは、運気が一周して、これから新しい運気が宿りますが、エネルギーはまだまだ小さいので無理はできません。翌日から始まる運気の上昇に備えて体を整える日です。